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↑Photo3 はらん | ↑Photo4 くわずいもの葉・すすき |
↑Photo5 はらん・チューリップ | ↑Photo6 いちじくの葉 | ↑Photo7 ばしょう・ガーベラ |
さらに何枚か裂いたのがPhoto3の葉らん作例です。Photo4のくわずいもの作例では、内側半分をカットしてすすきをのぞかせています。 Photo5は、チューリップの茎にリボンのようにカットしたはらんを引っかけました。▲ 破く効果をねらったのがPhoto6です。いちじくの葉を破き、裏表を交互に重ねて、前後に並べています。葉の縁を破くのは、葉が持っている自然の動きを殺して、裏表の色や葉脈の表情の違いを引き出すためです。 Photo7は、ばしょうの葉をカットして形を変え、その上下にガーベラを除かせました。ばしょうのような大きな葉は、切ったり裂いたり、破いたりする練習には最適な花材の一つです。 ▲ |
(2)→曲げる・折る | ||
←Photo8 ニューサイラン ↑Photo9 ニューサイラン、ギガンジウム
Photo8は、は上図の方法で曲げています。中央がたずなこんにゃくの要領、右が裂いて長さを変え足元でひっぱったものです。Photo9は、その作例。 |
↑Photo10 にしきぎ・ゆり |
腰、粘りのあるものはそのまま折り曲げます。Photo10は、にしきぎを矯め折りして丸く固め、オリエンタルリリーを加えたもの。 | |||
Photo11は、えのころ草の折ったもの。
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↑Photo18 針金を通す矯め作例 |
葉を軽く手でしごく矯め(Photo15) や、葉肉部分に針金を通す矯め(Photo17) があります。上の水仙の作例(Photo16・18) はかなり自由ですが、こうした葉の処理の仕方は古くからあって、しごき矯めや、葉脈にまっすぐな針金番線 | |||
(22〜24番くらい)を通しておいて曲げます。外からはほとんど見えません。(なお、水仙葉組みのさいの矯めは、質感保持のため、しごきだめではなく、そっと曲げるだけで行います、それでじゅうぶん表情を作れます。→水仙葉組み) |