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投入の留め方 投入の留め方は次の3つに大別できます。 1 じか留め(留める枝そのものを工夫する) 2 添え木留め (枝に 別の枝で添木をつける) 3 仕込み留め (いける花器に仕込みを入れる) 3つをさらに、以下の8つに細分し、それぞれ説明します。▲ 1-1 じか留め 「投入」の枝を留める方法は、基本的には3点を決めるという考え方です。→投入の基本 ▲ 「投入」では、花器の「挿し口」から外に延びていく枝が、傾いて下に向かうような<じか反り>の場合、「挿し口」のA点と、枝が花器の中で当たるB点だけで、枝は留まってしまいます。 A、B点を安定させる工夫として、B点の枝元は花瓶の内壁にぴったり当るように、斜めに切ります。(右Photo左)▲ 1-2 矯めし留め と根たたき 矯めし留めというのは、花瓶の挿し口のA点を曲げて安定させる、花瓶の内壁のB点を曲げて安定させるなどの工夫です。(上右Photo右) 左Photo左は内壁にあたるように矯め、左Photo右は挿し口で矯めて枝の座りを良くしています。▲ 草ものの茎を叩くことを根たたきと言い、これも内壁に当たる部分を作り花を上向かせる技法の一つです。 1-3 折り留め
矯めし留めというのは、花瓶の挿し口のA点を曲げて安定させる、花瓶の内壁のB点を曲げて安定させるなどの工夫です。(上右Photo右) 左Photo左は内壁にあたるように矯め、左Photo右は挿し口で矯めて枝の座りを良くしています。▲ 草ものの茎を叩くことを根たたきと言い、これも内壁に当たる部分を作り花を上向かせる技法の一つです。
2-1 縦添え木留め
2-2 横添え木留め
3-1 十文字留め
3-2 又木留め
3-3 笄(こうがい)留め
松月堂古流などのいけばな流派でよく使われるのは、花器の挿し口の下に割竹を2つ入れて、花材を挟み込んで固定させる、「笄(こうがい)留め」と言う留め方です。▲ いけた枝がほぼ動かないように固定する留め方を笄留めと呼ぶことにしましょう。 中作や大作をいける際、重い大きな枝を固定するには、「込み枝」といける枝を縛り、花器に噛ませてしまった後、花瓶の側壁にあてがったり、花瓶底の剣山に挿すなどすれば、大作でも主な枝がしっかり留まり、軽快感のあるはながいけられます。▲
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